金兵衛
港区)銀座
2001年8月
 銀座一丁目にある老舗割烹。文芸春秋の「東京いい店うまい店」で評価が高かったので行ってみた。入り口近くのお座敷に通されたので、板さんたちの顔は拝めなかった。大女将と若女将、それに以前は何人もいたがいまは1人という仲居さんの3人で客席を担当している。気持ちのいい対応だった。野菜と豚の背油の沢煮碗が名物らしく、これはうまかった。

 いい店だとは思うが、一人2万円以上のおまかせコースだけというのは、自腹で食うにはちょとつらい。接待で飲み食いできる身分になったら、また行きたいものである。ちなみにこの夜の客はわれわれ1組だけだった。みんな、ちょとつらいのだろう。
クール
港区)銀座
2001年8月

 日本のバーの草分け的存在の店。店内に入るとびっくりする。立ち飲みのカウンターがあり、中に中高年のバーテンさんが3人。ホールにはこれも中高年の女性が3人。とまどっていたら、1人の女性がテーブル席へ案内してくれて、しかも横に座っちゃったよ。な、なんだ、この店はって感じで、面くらっちまいましたぜ。

 どうもこれが正しいバーの遊び方らしい。横に座った女性はマスターの奥さんで、銀座の歴史を語ってくれなどして、ちょっと緊張したけど楽しい時間を過ごさせていただきました。大人になったらやっぱ、銀座のバーで一杯、ですね。
鰻のねどこ中川
うなぎ屋 (神田)
2001年8月
 鳥鍋屋、あんこう鍋屋、そば屋など、往時を偲ばせる店が集まってる一角にある。ほんとはそば屋の「まつや」へ行くつもりだったが、外まで人が並んでいたので、近くのこの店に通りがかりで入った。うなぎはあっさり、ふっくらでおいしい。タレがご飯全体にしみてべちょべちょという店が多い中で、タレが適量、ご飯の味も楽しめる。メニューはうなぎ丼1900円、うな重2500円、うなぎかば焼重3000円の3種と、至ってシンプル。夜はちょっとしたつまみもあるらしい。

 鰻のねどこというだけあって、間口が狭く、奥に長い。テーブルが4つしかないので、たぶんいつも混んでるんだろう。月曜日の昼だったが、電話の問い合わせに、予約以外はあと4人分しかないと答えていた。2年前に入ろうとした時には売り切れだった。

 うなぎ屋って、そば屋とおんなじで、注文して食っておしまいだから、滞在時間は短いじゃん。サービスがどうのと言う前に出てきちゃうので、善し悪しを判断する材料がない。一見で入るにはちょっと敷居が高い気がした。
車や
(山梨県・忍野)
2001年8月
 名水の忍野にある日本料理屋。たぶんジモティが夜飲みに来たりするんだろう、メニュー豊富で、定食から一品まで品揃え多数。山奥なのに生け簀もあって、生の魚を出したりもする。で、 とにかく安い。腹いっぱい食っても一人2千円には程遠い。

 サービスは期待しない方がいい(常連にはいいのかもしれないが)。注文してない料理まで出てきて、注文したと言い張られてしまった。ま、それを差し引いても、この値段なら許せる。都会の名店の味を期待されても困るが、味は許容範囲。コストパフォーマンスが高い。
野毛おでん
おでん (中区)伊勢佐木町
2001年8月
 中高年が元気に働いてる店。伊勢佐木町の裏通りに昔からある店で、いまの店主で三代目とか。おでんは黒々と煮込まれているが、不思議と型くずれしてない。一品料理も楽しめる。料理はだんなが担当、女将さんがホールに目を光らせて細やかに対応している。お商売は夫婦が基本単位だよねと納得させられる店。おじさん、おばさんが元気がよくて、ホッとする。おでん屋にしてはちょっと高めだが、中年には落ち着ける雰囲気。とにかく、女将の目配り、ただ者ではない。
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