アメリカのインフルエンザワクチン事情 2008.10.14

アメリカ小児科学会の勧告

推奨

・6か月から18歳のすべての小児(健康児およびハイリスク児ともに)

・家庭や勤務する施設に以下の小児がいる人

  −ハイリスクhigh-risk conditionの小児

  −5歳未満の健康な小児

・医療関係者

・妊娠中の女性

禁忌

・6か月未満

・中等度から高度の発熱のある者(軽い病気なら熱があっても可)(日本では不可)

・卵やインフルエンザワクチンに過敏症のある者

・ギラン−バレー症候群の既往のある者

・2歳未満では生ワクチンは禁(米国では生ワクチンがあります)

小児ではまず6か月から23か月がハイリスクグループに指定されましたが、その後5歳未満(59か月)まで接種推奨が拡大され、今年から新たに5歳から18歳までが追加されました。

製造過程で鶏卵を使うので、卵に対するアレルギー反応(じんましん、血管性浮腫、ぜんそく、全身的アナフィラキシー)を起こす人には接種できません。ただし、重症でなく局所的な反応であれば接種できます。

CDC(米国疾病管理センター)によるハイリスクの定義

ハイリスクとはインフルエンザにかかると合併症を起こすリスクが高いこと

・年齢6か月〜4歳

・慢性肺疾患(喘息など)、心血管系疾患、肝、腎、血液または代謝性疾患(糖尿病など)

・免疫低下状態(HIVなど)

・呼吸機能に障害を及ぼす可能性のある状態(認知障害、脊髄損傷、痙攣、神経筋疾患)

・長期にアスピリンを服用している人(ライ症候群の危険あり)

・慢性ケア施設入所者

・インフルエンザシーズンに妊娠している女性