迷走するワクチン行政

 前回MRワクチン導入のお話をしましたが、いきなり制度が変わりました。
 麻疹や風疹の単独ワクチンを受けた人は当面2期の接種はできないことになっていましたが、6月2日から急に接種してもいいことになりました。「安全性と有効性」が確認されたら数年後には許可されるだろうという予測でしたが、いきなりの予防接種施行令の改正です。埼玉や千葉で麻疹の流行があったことと関係しているのでしょうか。おかげでわれわれの現場は混乱しています。専門家は「安全性と有効性」に関しては、従来のものをただ混ぜただけなのでまったく問題ないと言っていたのに、国は確認してからという意見だったのですがねえ。
 新しい制度では、1期:12か月〜24か月未満、2期:5〜7歳未満で、小学校入学から1年前の4月1日〜入学する年の3月31日まで、となっています。ですから、今現在年長さんに当たる年齢の人は2期の接種ができます。
  保護者の希望があれば二種混合のMRワクチンでなく、麻疹、風疹の単独ワクチンでもよいとされていますが、意味がわかりません。なお、風疹ワクチンは製薬会社が製造をうち切ってしまったので、現在入手不可能です。