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●重症急性呼吸器症候群(SARS)
Severe Acute Respiratory Syndrome |
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米国CDCから出されている3月28日付のレポートでは、3月26日までに世界14地域から疑い例も含めて1323例がWHOに報告されているそうです。発生している国は香港/中国、ベトナム、タイ、シンガポール、台湾、アメリカ、カナダ、ドイツ、アイルランドなどです。
症状は感染後2〜7日の潜伏期をへて、38℃以上の発熱(しばしば高熱)で発症し、頭痛、倦怠感、筋肉痛などを伴います。3〜7日後には病巣が下気道に進展し、タンを伴わない乾いた咳や呼吸困難が出現、10〜20%では重症化して人工呼吸器での治療が必要になります。死亡率は3%程度。
もちろんどんな病気もそうであるように、 全例が重症になるわけではなく、ごくごく軽い人もあれば死亡する人もあるということです。
感染経路は飛沫感染や空気感染が考えられており、患者と密接な接触をもった人にうつる可能性があります。原因として新型コロナウイルスやメタニューモウイルスがあがっていますが、まだ確定はされていません。治療には抗生剤や抗ウイルス剤が種々用いられていますが、いまのところなにが有効かはわかっていません。
CDCでは現時点でのSARS疑い例の診断基準をつぎのようにまとめています。
2003年2月1日以降原因不明の呼吸器疾患にかかり、以下の項目に該当する人
・体温38℃以上
・呼吸器疾患の症状(咳、息切れ、呼吸困難、低酸素状態、肺炎または急性呼吸窮迫症候群を思わせるレントゲン所見)1つ以上
・発症前10日以内のSARS流行地への旅行(ただし二次発症者が病院関係者や家族に限られている地域は除く)
・発症前10日以内に次のような人への密接な接触:呼吸器疾患があってSARS地域へ旅行した人、またはSARS精査中や疑いのある人 |
香港のあるホテルに宿泊した広東省からきた一人の客から広がった1群の患者があり、CDCのレポートにはそのありさまが詳細に追跡されています。
さて、日本で患者が発生したら、また今季のインフルエンザのように、日本中がパニックになるのでしょうか。 |
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