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●インフルエンザ予防接種の副作用で死亡7人
朝日新聞夕刊(平成15年2月4日) |
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この記事は注意して読みましょう。
朝日の記事によると「インフルエンザ予防のワクチン接種で、00年度と01年度の2年間に計169人が副作用を発症し、うち7人が死亡した、と製薬会社や医療機関から厚生労働省に報告されていた」とあります。これだけ読むと、いかにも予防接種は危険だという印象を与えます。
薬や予防接種の副作用は、因果関係がはっきりしないものでも、つまり薬が原因であると特定されていなくても、投与のあとにおこった異常はすべて、副作用の可能性ありと報告されます。だからそれらの全部が薬のせいだとは断定できないものなのです。たとえば、注射を打ったあとに熱が出た、これはたまたま注射後に発症した病気の症状なのか、ほんとうに注射が原因なのか、究明することが困難なたちのものなのです。副作用の可能性も否定できないのであげておくのです。
この記事には副作用として「ショック、ギラン・バレー症候群、発熱、熱性けいれん、頭痛、嘔吐、下痢、注射部位のはれ、急性脳症など」があげられています。もちろんこれらは、注射薬の説明書にも書かれており、もうすでにわかっている“起こりうる副作用”です。でも、接種時期が熱性疾患や嘔吐下痢症がはやる10〜12月が主体であること考えると、逆に言えば発熱や嘔吐、下痢などは数が少なすぎます。医師が他疾患と考えて報告しないからでしょう。
死亡例7例は詳細を見ないとわかりませんが、たぶん、因果関係は証明しにくい類のものなのではないかと推測されます。
ワクチン使用本数は00年638万本、01年871万本となっていますが、1本で1人以上使用しますので、実際に接種した人数はこの数字よりずっと多くなります。その母数と、またインフルエンザにかかった場合のリスクを考え併せると、ワクチン接種を控えた方がよいという提言には結びつかないと考えます。
きちんと解釈しないと、この記事はいたずらに不安をあおり、ワクチン反対派を活気づかせる役割を担ってしまいそうな、危険な香がします。 |
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