●インフルエンザの特効薬欠品

 インフルエンザが流行ってきました。横浜市衛生局から、今シーズンはじめて市内2校で学級閉鎖を行ったという報告が15日付で出されました。当院では、昨年より流行のはじまりが早くなっている印象がありますが、まだ爆発的な流行ではありません。

 最近はインフルエンザ診断キットや治療薬の開発によって、インフルエンザを取り巻く環境が様変わりしています。医学の進歩が如実に示された好例ですね。

 ところで、A型にもB型にも効くという抗インフルエンザ剤のタミフルが製薬会社レベルで欠品を起こし、ちょっとしたパニックになっています。この薬は中外製薬がスイスから輸入しているもので、製造元で生産が間に合わないようです。

 「インフルエンザは怖い」とさかんに報道されるので、この時期、熱が出ると皆さんはすぐインフルエンザではないかと怯えるようですね。でもまあ、脳炎などの特別な合併症を起こすことはそんなに多くはないし、つい最近まではこの薬なしで治療してたわけで、A型に効くアマンタジンという薬はありますので、それほど恐れなくてはいいのではと、ボクなんかは思っています。 アマンタジンも不足 平成14年1月25日

 アマンタジン(シンメトレル)も不足気味のようです。こうなったら、インフルエンザはウイルス感染なので、もともと自然に治る病気だから、そう怖れずともよい、抗インフルエンザ剤は必須ではない、と言い換えるしかありませんね。