■手口足病

読んで字のごとく、手や足、口の中にプツプツや水疱が出る病気で、コクサッキーウイルスA16をはじめとするコクサッキーウイルスやエンテロウイルス71など、エンテロウイルス群が原因のウイルス感染症です。発疹は手足口のほか、ひざや肘、おしりにも出ます。熱は3分の1で1〜3日出る程度ですが、この病気でいちばん困るのは口が痛くて食べられなくなることです。このような場合には口内炎としての治療をすることがあります。ひどい場合には水分補給のために点滴したりしますが、抗生物質は効きませんし、手足につける薬も不要です。自然に治るのを待つだけです。早く医者に行ったから早く治るわけではありません。この病気では、診断をつける、病気の説明をする、注意点をあげる、が医者の主な役割です。なお、ウイルス性髄膜炎(無菌性髄膜炎)を合併することがまれにありますので、頭痛や嘔吐のひどいときは要注意です。

 手足口病の原因ウイルスは一つではないので、2回以上かかることがあります。大人でもかかったことがなければかかります。

 人から人にうつる病気で、流行しますが、具合が悪くなければ学校や幼稚園、保育園には行っていいことになっています。病状がよくなってもしばらくは感染力があるので、短期間休んでも流行を阻止することはできないこと、多くは軽い病気であることが理由です。