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| ■血液検査でなにがわかるのか |
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検査をするとたちどころに病気がわかる、とみなさんは思っていませんか。
検査は医療に不可欠な補助手段ですが、過大評価は禁物です。「検査して悪いところがなかったから安心」という声を耳にします。検査で悪いところがないということは、病気ではないということにはなりません。なぜなら、検査した項目以外で異常があるかもしれないし、通常の検査では異常が出ない病気もあるからです。
検査と一口に言っても、多種多様な、それこそ無限に近い項目があるのですぞ。NHKの「ER」をごらんの方は耳にしたことあるでしょ、「血算、生化学、アルコール血中濃度」なんてERのドクターが叫んでるじゃありませんか。医者がオーダーした検査を検査室がやります。オーダーのない検査はやりません。それじゃ全部オーダーすればいいじゃんと思うでしょうが、そうはいきません。検査には項目ごとに保険で決められた費用がかかります。医者は「鑑別診断」を頭に、必要最小限の検査をオーダーするよう教育されているものなのです。われわれにわかるのは検査した範囲内で異常があるかないかなのです。
検査結果を聞きに来たお母さんに「血液型はわかりますか」と聞かれたりします。通 常血液型の検査はオーダーしませんから、わかりません。おたふくかぜや風疹はウイルス抗体検査をしないと確定診断がつきません。血液検査してインフルエンザと言われたとか、おなかのレントゲンを撮ってウイルス性の胃腸炎と言われたなんて、ちょっとウソっぽいなって思います。
患者さんは検査してもらうと喜ぶ傾向にあり、検査してくれるからいい医者だと思っている節があります。でも必要のない検査はいたずらに医療費の高騰を招くだけです。検査好きのお医者さんは要注意。 |
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