基礎医学講座! これだけは知っておきたい!
目 次
こどもをとりまく状況
病気は経過をみないとわからない
「診断」の限界
医者の言う「のどが赤い」には御用心
鑑別診断
ウイルス感染と細菌感染
しっしん(湿疹)とほっしん(発疹)
血液検査でなにがわかるのか
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■医者の言う「のどが赤い」には御用心
これも医者がよく使う手。熱やセキで受診するとだいたい「のどが赤い」と言われます。中には「のどが赤いからかぜ」という言い方をする医者もいます。ほんとに赤いの?とボクは疑っています。

 症状があっても赤くないことが多いので、ボクは正直に「のどは赤くない」と言います。そう言われるとお母さま方はかえって心配そうな顔をします。「のどが赤い=かぜ=軽い病気」とみなさん思ってらっしゃるでしょ。赤いと言われると安心します。お母さま方を安心させるために、あるいは納得させるために、医者は「のどが赤い」と言うようです。

 のどが赤いかどうかは「かぜ」とは関係ありませんし、病気の重さや原因とも関係ないことが多いのです。のどが赤い状態は「かぜ」ではなく「咽頭炎(いんとうえん)」または「扁桃腺炎(へんとうせんえん)」です。泣いているこどもののどは、赤くなくても赤く見えます。

 医者に適当なこと言われないために、みなさん、ふだんからこどもののどを見ておいてください。